2017年7月15日土曜日

GDによるグラフ描画(最小二乗法による直線近似)

libgd によるグラフ描画の例題です(最小二乗法による直線近似)。

文字列画像の作成 にて用意したフォントを用い、sin関数により生成したデータのグラフを作成しています。

graphInit 関数にてグラフ作成時のオプションを指定していますが、グラフの横幅(graw)、縦幅(grah)、余白(padding)、グラフ描画オプション(DrawType BASE_UNDER:最小値を基準としてグラフを作成する BASE_ORIGIN:原点を基準としてグラフを作成する)等を指定できます。
genData の type にて最大値や最小値が異なるデータを生成していますが、グラフは枠内に収まるよう自動的にスケーリングして描画され、縦横軸のラベルもそれに応じて描画されます。

データのグラフ化のついでに、最小二乗法による直線近似も行っています。グラフ化に用いるデータから傾き、切片を計算し、近似する直線を描いています。 実行結果 genData(type=0)にて原点を基準にして作成したグラフ

2017年7月2日日曜日

フォントを指定して文字列画像の作成(libgd)

libgd を利用しフォントを指定して文字列画像を作成する例題です。

OpenType のフォントが Google から配布されていますのでそれをダウンロードし、実行ファイルと同じフォルダ内に保存します(例として NotoSerifCJKjp-[weight].otf を利用)。

libgd のインストールはこのような感じです(OSX、freetype や libjpeg/libpng も予めインストール)。 例題では、余計な余白や画像サイズを手入力で計算する必要がないように、予め文字列の描画に必要な領域を計算しておき画像のサイズを決定しています。
複数行にて表示していますが、行間を広げたい場合等には一行の高さを gdImageStringFT にて予め計算しておき、その高さ+行間をインクリメントして行数分の表示を行います。 実行結果